戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> 丘の上から(小日向次郎)

丘の上から(小日向次郎)

第49回 私の住んでいるマンション

戸田ゼミの忘年会に出席させていただき
大変有意義な時間を過ごすことができました。

本当にありがとうございました。

このコラムでも忘年会でもお話していなかったことが
ありましたので、そのことを書こうと思います。

今年になりもう一つ新たな経験をしました。

マンションの理事長になったことです。

総戸数15戸の小さなマンションなので、
輪番制ということから数年に1度は理事会役員に就任します。

このマンションでは新しく引っ越して来たもの順に
理事長をやる文化があります。

前回は海外出張が多く独身でしたので会計を
することになりました。

最近は賃貸で住む人がうちのマンションに多くなりました。。

賃貸オーナーは理事会役員に就任しませんので、
自然と3年に一度の割合で役員になり、
マンション自治への関心が自然と高まります。

ただ年ごとの輪番制なので、
深く担当した人が案件を解決することは困難なように
思います。

小生が担当した今年は、
1)区の保護樹林(イチョウ)が2本あるのですが、
  その扱いについて
2)外壁工事の前倒し検討
3)清掃員の交代と言うことを聞かない人への注意文を提示
が主な案件です。

マンションのランドマークとなっている南北にあるいちょうの
木ですがとても元気がよくてすくすく育ちすぎて困っています。

鳥のフンやら大量に発生する落葉の処理がクレームやら
この木にまつわる課題が多かったので思い切りダウンサイズ
することにしたのです。

2番目の外壁、私が今のマンションに住んでいるのは重厚感にあふれた
外観が気に入ったからです。

これは深目地の外壁タイル貼りをしているから。

深目地の詳細は割愛して、外壁のタイルが劣化して落下しやすい。
タイルと建物との接着部分が弱くなりつつあるのが懸念されます。

そのため、場合によっては通行人や住人に被害が及ぶのでは
ということも考えなくてはなりません。

というわけで、外壁の工事をするために他名目の修繕部分を
後回しにできないかを検討しています。

3番目のことは、人間関係ですので随分迷いました。
でも、結論が必要でしたので、先送りせずに結論をみつけました。

マンションも初老になっているのでしょう、
あちこち修理修繕個所が出てくるようになりました。

今年はそれを皆さんに周知させるのと同時に、
今後の予算建てなどを真剣に考えて欲しいのと、
優先順位を決めて建物を修理していくテクニックが
必要だと思うこのごろです。

1年の成果は、12月中旬の総会で発揮されます。

2010/12/10