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丘の上から(小日向次郎)

第35回 ミシガン滞在時の愛車

自動車の運転を初めてしたのは、
大学3年になった時でした。

大学3年になって免許を取ったのは、
異国の学園生活に慣れて自分のペースを作れるように
なったからだと思います。

日本の自動車教習所に行くことなく
ミシガン州で免許証を取り、
帰国後には特に複雑な手続きをすることなく
日本の運転免許証に書換ができました。

お役所で三十問程度の筆記試験と目の検査、
1か月公道で自分で練習したのちに決めらた
試験コースを運転。

自分の車で試験を受けました。

試験料5千円以下。

愛する母校ミシガン州立大学の姉妹校の1つである
東京農大の先生が運転されていた車を
先生が帰国する際に、引継ぐことにしました。

GMグループのOldsmobile製の特大普通乗用車で
Delta88といいました。

この車の定員は、前列3人後列4人。なんと2ドア。

わが愛車1

エンジンをかけると、「ブルブルブル」とシブメの低音を発します。

みんなから「バス!」の愛称で呼ばれていました。

その車、大きいので独りで乗っていると寂しくなります。

父が「持って帰ってくれば?」と言ってましたが、
冗談ではなく我が日本国道には少々不向きだと思います。

エンジンは5,000ccでガソリンをまいて走る、
(運転していた当時でも)時代に逆行する車でした。

確か1980年製と記憶しています。

私のところに来た時は、もうすでに10年選手。

ドアを開け閉めする際には「ヨイショ!」
とかけ声が必要なほど重い鉄門。

トランクの大きさは、学生1人の引越であれば
十分運べる収容能力。

国産のワゴン車やライトバンよりも、
収納スペースは大きかったかもしれません。

時代遅れの車でしたが、炊飯器やすきな食材を
トランクに入れてカナダまで長距離ドライブをした時は
本当にが楽しかった。

ミシガンからフロリダまでを宿泊なしで走っても
楽なものでした。

あの時、何キロ走ったのだろう?

ちなみに現在小生が運転している車は、
ホルクスワーゲンゴルフというドイツのポピュラーな車です。

1996年生まれの14年生です。

自分自身、強そうな車が好きなのでしょうか?

熱く走る伝統的アメリカ車最終版のこの車に乗れて感謝です。

2010/08/23