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丘の上から(小日向次郎)

第5回 ボランティア

米国滞在中と英国での大学院在籍中にボラン
ティア活動をしていました。学寮に入る学生
の比率が日本に比べて多いのではないかと思
います。大学は学寮の運営にとても積極的で
す。

私が参加したボランティアは、学寮に住む留
学生をお手伝いするもので、英語を母国語と
しない新入生の生活や学業の相談や手助けを
しました。

役職名は、アメリカでの在学時:
President of International Committee
であり、イギリスにいた時:
Senior Resident Advisorでした。

ミシガン州立大学は特に、地球上に存在する
半分以上の国から留学生が来ていた(現在も
そうだと思います)国際色豊かな学校です。

文化の違いから生じる人間関係の問題から個
人的な国際恋愛問題、政治問題やら、生活情
報まで多種多様な相談が来ました。

「共同使用をしている冷蔵庫に保存した豚肉
が同じブロックに住む豚肉を食べる習慣のな
い人に捨てられた」「共同の台所やテーブル
がxx人によって使用されているので、入居
者の我々が使用できない」「英語の上達法は?」
「xx人とは同じ棟に住めない」などなど。

たかが学園とはいえ世界の縮図みたいなもの
です。これらの小さな事象が山となり国際間
の問題や検討するべきことが発生すると思い
ました。

発生したことの行間には過去の歴史や思考・
文化など、自分達が相手の立場を理解するに
必要な背景があることを忘れてはならないと
思います。自国(小生の場合は日本国)の
ことをよく知り、諸外国のことを知り理解
し受け入れたうえで、己を「無」にして問題
に向き合うことが大切と感じます。

2010/01/22