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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第73回 未来ノート3

『夢や目標・やりたいことが胸に浮かんだら、
紙に書きとめておくことで、達成できる』
こんなことを聞いたら
誤解する人もいるかもしれませんね。

書けば、夢が叶うなんて、
そんなばかばかしいこと。
そんなことしている暇はないんだよ。とか。

Aさんと結婚できますようにって
ノートに書いたけど、振られちゃったよ、
もう信じられないね。とか。

そうです、そうなんです、
おっしゃるとおりなんです。
紙に書いたからといって
実現するものではないんです。

紙に書いて、どんどん具体化する。
期限を決めて、行動予定を立てる。
スケジュール帳に書き込んで実行する。
いつも目標に関する情報にアンテナ張って
知識を増やす。
必要ならば軌道修正や変更を加えながら
自分の求めるものを追っていく。

そういうことが絶対に必要なのです。

それが、頭の中に浮かべているよりも
ノートに書き留めるほうが
(書くこと自体と読み返すことのできる点が)
有効に機能して目標達成に
近づきやすい、ということなのです。
魔法のノート、というわけではありません。

そして、なによりも。
普段の生活に流されて時間に追われてすごしている中で
「自分は何が欲しいのか。
何を持っていたら幸せと感じるのか。
何を目指して生きているのか。」
自分自身に問いかける時間をもつというのが
非常に大切なのではないでしょうか。

お金も地位も名誉も
上を見ればキリがありません。
(下を見てもキリがありません、残念ながら。)

自分の求めるものがはっきりしないまま
時を重ねていっても
いつまでも満足感・達成感がえられず、
不平・不満がぬぐえないのではないですか?

まず、己を知ること。
そのきっかけが「未来ノート」です。

2005/11/04