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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第52回 理想の上司1

職業人としていろいろな方に
お世話になってきた中で、
3年間指導していただいた
元上司のK氏は忘れられない人です。

上司として、かっこいい、理想的。
自分もいずれ部下を持つなら
彼のような上司になりたい、と思う。

彼自身も、職業人としては
かなり能力の偏った人でした。
いまの時代なら、誰でも普通にできることが
苦手で、いつも周りの人を煩わせていました。
しかし、
そのかわり突出した能力も
違う部分で持っていたので、
その能力さえ発揮してくれれば
ほかの事は周りがなんとでもするから、
という感じ。

だからこそ、彼ができない/やらないことを
担当している人のことを重んじるし、
部下達に得意不得意があっても、
それを認め、得意な部分を発揮するよう
見守ってくれるのです。

「完璧な人」が上司だった場合と比べれば
部下達はのびのびと働けるわけですよ〜。
ありがたいことです。

そして、
目は的確だし、
どうしようもなく実力あるし、
ピンチのときもK氏がいれば大丈夫、という
安心感もありました。

だからこそ、部下達がついていこうと
思えるのですね。


自分がK氏のことを
理想の上司と思う要素を考えてみました。

2005/10/14