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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第51回 名前のついたお化けは怖くない

>どういうものか実感がわかなくて、
>(中略)
>何に対して不安なのかわからないまま
>ビクビクしていました。
昨日の文章からの引用です。

何があるかわからない、
どうなるかわからない、
どうしたらいいかわからない、
これ本当にこわいです。
対策が取れないから。

でも、冷静になって
何がこわいのか分析してみると
対策の取りようもあるのですよね。

例えば
「書く内容がない」→人の書いたものを
たくさん読んで参考にするか、街に出て見聞する。
「書く時間がない」→週末に捻出できなければ、
週日の出勤前に書くこともできる。
「内容が悪い」→ときどきでも、掲載前に的確な
批評をくれる第三者に見てもらう。

など、解決方法を考えることができるのです。
(それが有効に機能するかは別問題ですが)

漠然とした不安、
何が不安なのかわからない不安、
これが一番怖い、といいます。

そんな時、戸田ゼミで
「名前のついたお化けは怖くない」という言葉を
聞いたのを思い出しました。

どんなお化けが来るかわからない、
得体が知れないものだと恐ろしい。

でも、
いまからやってくるのは一反もめんです、とか
お次に参りますのは雪女でござい、
という状態なら、、、怖くないですよね。

これからやってくるものが
どんなものなのか
どんな性質のものなのか
心構えがあるだけで、
ずっとずっと対処しやすくなるのですね。

これから、もし何か不安にかんじる出来事が
やってきても、「お化けに名前をつける」
ことで切り抜けやすくなるかもしれません。

2005/10/13