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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第40回 後に続く人に伝える

いままでもいまもこれからも
お世話になった人
導いてくれた人
見守ってくれた人
応援してくれた人
たくさんいるとおもいます。

彼ら一人ひとりに対する感謝の気持ちは
胸にいっぱいあって、
言葉でも伝えるけど伝えきれない。
行動で表しても表しきれない。
物に託しても託しきれない。

自分も、よく小さいお友達から
遊んでくれてありがとう!
とシールや折り紙をもらいますけど・・・・・・

うれしくもらっておくけれど、
恩人にお礼の気持ちを表現するのって、
自分としては精一杯の表現でも
大きな人から見たら
シールや折り紙みたいなものなのかな、
クスッとわらって、
『ありがとう、その気持ち、受け取っておくよ』
という感じの、、、。

それでも、もちろん感謝の気持ちを
伝えることを続けるんですが。

本当に、彼らに導いていただいたことが
身についたなら、次は自分の後に続く人に
機会があったら同じように伝えていくことが
本当の恩返しかなぁ、とおもいます。

「自分はこんな風に教わったよ」
「こういうことを聞いて、考えさせられたよ」
「こんな風にすると、うまく行くんだ」
自分が導いてもらってよかったなと思うこと、
もしかして後輩にとっては
余計なお世話かもしれないし、
もう知っていることだったり、
趣味に合わないこともあるかもしれない。

だから、よく見て、
この人にはこれを知ってもらったら
もっとよくなりそうだな、
教えてあげたら喜んでくれるんじゃないかな、
と思うことを、タイミング選んで
伝えていけたらいい。

励ましてもらって、勇気が出た経験があるなら、
これからなにかを実行しようとする人に
励ましのことばをかけてみるとか。

そういうことが、
自分を導いてくれたり、
応援してくれたりした人たちへの
本当の応えになるんじゃないかな。

2005/10/02