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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第39回 隣の人の手も借りて

自分が想像していた以上の豊かな未来を
運んできてくれるのはいつも人とのご縁。

自分ひとりでは、閉じた存在。
関わる人々が与えてくれる
情報、刺激、愛情、そういうものにより
影響を受けてどんどん変わっていく自分。

人が与えてくれたものは
自分に馴染まないな、と思うものでも
ひとまず受け取ってみる。

それまでは存在すら知らなかったもの。
気になってたけど、きっかけがなかったもの。
いい印象を持っていなかったもの。
身近に感じなかったもの。などなど。
自発的に手に取ることがなかっただろうものたち。

だまされたと思って、
ちょっと耳を傾けてみる。
一応、取り入れてみる。

そうすると、周りからの反応が違ったり、
自分自身の感じ方が変わったりして、
意外な発見がある。

そういうことが、
あなたの可能性を広げることにつながる。

「アタシはそういうのだめなんです」
「僕は、結構です」断っちゃうのは簡単です。
でもそれだと、閉じちゃってます。広がらない。

自分はずーっと変わらず
自分のいいと思うことだけしか視野に入れません。
自分は必要なことは自分で情報入手しますから。
という人は少数派だとおもうのです。

人の与えてくれる情報、刺激、愛情、を
受け入れないと、いつまでたっても
自分の小さな枠の範囲でしか
人生が広がりません。

自分の手の届かないところで、
世界はけっこう広いんですよ。
隣の人の手も借りて、世界を広げてみたら
豊かさが広がると思うのです。

2005/10/01