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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第29回 一生懸命でもまじめでもダメ

「がんばろう」と思うことは成功への一歩です。
思い始めたところからスタートで、
それすら思ってない人と比べたら
大きな差をつけていると思います。

でも「がんばろう」と思ったところで
「がんばろうと思ってる自分」
に満足しちゃだめなんですよ。

「しようと思ってる」とか「心がけてる」ってのは
嗜好の問題で、思いたい人は思ってればいいんです。
えらいとかえらくないとかではありません、趣味です。

実際、実行に移さないとお話にならないんです。
仕事の場でですよ。プライベートタイムじゃないですよ。
しようと思っててしてない事があったらとっととしてください。
心がけてることがあったらできるようになってください。

一生懸命なんだけど、仕事ができない人、
まじめなんだけど、実績が出ない人、
一生懸命でもまじめでもダメなんですよ。

「思う」ことに対して
お給料もらっているわけではないでしょう?
「できない言い訳を考えたり、言ったりする」
ことに対してでもないでしょう?
仕事を「する」ことに対して
お給料もらってるわけでしょう?
だから、「する」しかないじゃないですか。

プログラムどおりに動く機械と違って
思うとおりにならないから人間って愛しいのです。
ポンコツ加減が人間らしいのです。
でもハートを持っている人間だからこそ、
給料泥棒に甘んじてちゃいけない。

2005/09/21