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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第24回 コネくらいつくっておくのが当たり前

そうはいっても、何らかの事情で
今の会社に見切りをつけ、
転職あるいは独立などの
選択をすることもあるでしょう。

転職の際に「それまでやっていたことのパワー」を
見せ付けられたのが、今回の香港行きです。

別にたいした職でもないですが、
それでも自分には願ってもない好条件で
向こうから仕事がやってきたのは
ありがたかったです。
ラッキー!と思いました。

こちらに来て、何人かの人と話して
初めて気がついたのが
「転職する際にはコネくらいつくっておくのが当たり前」
という考えかた。

会社を辞めます、次の仕事を探してます、
とアナウンスしたら、
友人知人会社のつながりの人などから
仕事の紹介くらいもらえなければ
今まで何をやっていたの?という感じです。

いままで、転職といえば
派遣会社や転職サイト・転職雑誌をみて、
自分からアプライするものだとしか
考えていなかったのですが、
自分の実体験と照らし合わせてみて、
なるほどな、と思いました。

世の中優秀な人材を求めている会社は
たくさんあるのですから、
優秀な人材がフリーになると聞いたら、
あちらでもこちらでもほしがって
オファーがやってくるに決まっています。

「彼ならその仕事、安心して任せられるよ」
「彼女なら、即戦力になるよ」
「頼もしい人材だよ」
と仲介してくれる人に見込まれる、、、
くらいのことは普段の仕事ぶりを見てくれている人や、
人柄をよくわかってくれている人には、
思ってもらえますよね?

ラッキー!どころの話ではなく、
働いて生活を立てていくならば、
当然それくらいの気構えで働いていて、
それくらいの意識でいなければ、
「ぼんやりしている」か「勘違いしている」と
いわれても仕方がないのかな、と
おもわせられました。

2005/09/16