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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第171回 品格

たまたまレストランで
ガラの悪い日本人グループと隣り合わせ。
大きな声でおかしなことをしゃべっていて
みんなキレイにお化粧して着飾っているのに
下品な印象だった。

人の振り見て我が振りなおせ。
「品」っていったいなんだろうな。
品がいい、品が悪い、上品、下品って
いったい何をもって感じるのだろう。

その真髄はちょっとわからない。
感覚、、、感じる、としかいえない。
漂ってくる、というか。

じゃ、ディテールは?
下品な人には下品な人の、
上品な人には上品な人の、
共通点があるかしら?

<話し方>
話し方にクセがある人を下品と感じることが多いです。
語尾をのばす、語調が独特、口癖が鼻につくetc.
ただし、本人には自覚しにくいようです。

上品だと感じる人は、特に目立つようなクセがない、
すんなりした話し方をするように思います。
そして、声に生気があります。

<立ち方・すわり方>
下品だと感じる人は、立っているときも
体が傾いていたり、手脚を細かく動かしたり、
首をかしげたり、ということが多いです。
すわり方は‘偉そう’だとかえって品が悪いです。

一方、品のよい人は立っていても
まっすぐで安定している
(両肺で均等に呼吸している感じ)し、
すわっている姿勢はまっすぐか
人の話を聴くためにちょっと前のめり、
謙虚には見えても偉そうには見えません。

<服装>
人に服のことを意識させないような
ごく違和感のないさりげない服装が
品の良い方の共通点なように思います。
しかし、アクセサリーが凝っていたり、
素材がよかったり仕立てが丁寧だったり、
よーくみると心配りが行き届いていることが
うかがえます。

おしゃれ頑張ってます、という感じの服装、
バッチリメイク、これ見よがしのブランド品、
よっぽど中身に自信がないのでしょうか、
ごまかしたいのでしょうか、
下品というよりかわいそうな感じです。

<食べ方>
具体例は挙げにくいのですが、
食べるときの様子で育ちがしのばれるのだな、
と感じるときがままあります。

品のいい人たちと一緒に食事する機会が
多い中で育った人は、自然とそのようになりますし、
品の悪い人たちと一緒に食事する機会が
多い中で育った人は、自然とそうなるのでしょう。

ここぞというときに取り繕おうとしても
毎日の様子がどうしても本人知らないうちに
出てしまうケースが多いですね。


おそらく、挙げたらもっと細かい点が
イロイロあるのかもしれませんが
自分自身「品」については観る目も肥えてなくて
これ以上ボロが出ると恥ずかしいので
この辺でストップしておきます。

2006/02/10