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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第120回 一隅を……

誰かに助けてもらう、応援してもらう。
誰かの助けになる、応援していく。

その誰かって、誰?

たぶんね。
地球の裏側の人とかじゃないですよ
(かもしれないけど)。
たぶんね。
遠くに住む、見知らぬ誰かじゃないと
思いますよ。

たとえば、隣の人ですよ。

今隣にいる人?
会社だったら、同僚さんたちですか?
家だったら家族の人?
え、一人暮らしだから隣に人がいないって?
壁の向こうに住んでる人がいるでしょ?

そういう人たちの
役に、あなたは立ってますか?
そういう人たちに
感謝される存在ですか?
そういう人たちから
愛されていますか、嫌われていますか?

隣の人の役にも立たない人が
遠くの人の役に立つわけがないよね。
隣の人に感謝されない人は
遠くの人にもありがたがられないよね。
隣人に嫌われているような人が
遠くの人に好かれるなんて、、、
それ、猫かぶっているだけじゃないの。

電球は、そばだけ暗くて3メートル先を
照らすなんてことはできないんです。
人も、世の中を照らすような人は
一番そばにいる人が
一番明るさや温かさを感じるんです。

一番近くの人
一番身近な人
隣にいる人を
照らすこともできなくて
一隅を照らす人になんて
なれるわけがないんです。

一番身近な人たちに
温かい気持ちで接することができるか
温かいまなざしで見てもらうことができるか
ここからスタートではないでしょうか。

小さな一歩だけれど。

120.JP
マンションの入り口にもツリーが

2005/12/21