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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第111回 与えられるものではなくて

自分で楽しみを作っていかないで
人に楽しみを与えてもらうとする人、
自分の世界を狭めてしまいますね。

何人かで一緒に過ごしていても
自分からは楽しい話題を提供しないで
仏頂面でいては
何か不都合なことがあったのだろうか?
と心配になってしまいます。

そして後から
Aさんがこういう言い方したからイヤだったとか
Bさんとは話が合わないとか
楽しくなかったとか
聞かされても、、、、、、(困惑)。

仕事のときなら、
参加者が心地いいかどうか、
気を配って上手くオーガナイズするのも
務めだと思いますが、
プライベートで友人達と過ごすときは
自分だって余計な心配をせず
心地よく過ごしたい。

何人かで過ごすときに
一人だけ浮かない顔したり
他の同席者の欠点を挙げたりする人の
心配をしてまで
一緒にいる気持ちにはなれないのです。

残念だけど、
じゃあ、今度はAさんBさんがいるときは
あなた誘わないね。
(わたしと二人で会うときだけしか会えないね)
ということになってしまいます。

人は、それぞれ完璧なわけではないし、
あなたを楽しませるために
存在しているのではないから、
なかにはあなたの気に入らない言動もあるだろうさ。

一緒にいて楽しいかどうかは、
自分以外の誰かが楽しさを
提供してくれるかどうかじゃなくて、
自分を含め一緒に過ごす人たちが
楽しい場をつくり上げていこう、
と思うかどうか、
にかかっているんじゃないかな?
まずは、自分の分の役割を果たしたほうがいいよ。

自分も相手も心地よく過ごせる時間は
本当に幸せな気持ちにしてくれるので
かけがえのないものだと思うのですが。

2005/12/12