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夫は日本、私は上海(伊勢利子)

第36回 微笑みの国

NZは微笑の国といわれています。
ほんとうにいい笑顔にたくさん出会えます。

まず、その国の玄関口である空港での
入国審査官の態度がすごく感じいいですね。

とてもフレンドリーなのです。
まずはとっておきの笑顔で「こんにちは!」
なんて日本語で話かけてくれます。

審査が終わると「ありがとう!」
「いい旅行を!」ともいってくれます。

それにくらべて中国の審査官の怖い顔ったら
もう救いようがないですね。
ニコッ!とでもして、なめられたらどないすんねん!
と思っているかのようです。
私がいくら笑顔であいさつしても、どの人も、この人も
苦虫を噛み潰したような顔。。。

さて?日本は?というと
これまた、とっても残念でならないのですが・・・・
まったく笑顔がありませんね。
別に怖い顔はしていませんが・・・いたって、まじめな顔。
まったく「おもてなしの心」は感じられません。
やっぱり。。。怖い顔に見えるかなぁ~

「顧客サービス満点」といわれている日本なのに、
国の玄関口である入国時にまったく愛想なし!!
なんて、ちょっと残念です。。。

娘のいるNZへ家族で旅行したおり、
レンタカーを借りて島を移動しました。
そして、何度もガソリンスタンドへ立ち寄りました。

なんと、まったく初めて給油に訪れた日本人家族を
そのスタンドのおじさんは満面の笑顔で迎えてくれるのです。

そして、家族でNZを旅するのね!それは、きっといい旅になりますよ!
ローリー(棒つきキャンディー)をあげましょう!
といって、子どもの分だけでなく、大人の分もくれました。

これで家族全員、すっかりNZが大好きになったのはもうおわかりでしょう?
いい国で娘を育ててもらえるなぁと心から思った瞬間でした。

レストランでも、お店でも、銀行でも、郵便局でも、
どこでもいい笑顔に出会える国です。

上海と日本のギャップも大きいですが、日本とNZのギャップも
相当あります。私たちもまだまだ笑顔が足りないかもね。

にこっ!と微笑まれて、いやな思いをする人なんて
世界中どこにもいませんからね!

2007/04/10