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夫は日本、私は上海(伊勢利子)

第15回 大自然の中のサマーキャンプ

さて、その山のような情報の中から私が見つけたものは?
「サマーキャンプ」というアイディアです。

当時の日本では、まだまったくなじみのないことばだし
内容も日本には合わないものでした。

どうしてかというと、アメリカの学校の夏休みは
日本とは比べものにならないくらい長いです。
その上、宿題なんてものもないそうです。
3ヶ月もの間・・・登校日もないし、工作もないし
自由研究なんてものも、もちろんないのです。

6月から8月までの約3ヶ月間
両親が共働きの場合、子どもはどうして夏休みを過ごすの?
どの子も3ヶ月もの間、ずっと家にいるわけにもいきません!

ということで、アメリカの夏休みの過ごし方には
親が困らないように、まさにいろいろな工夫がなされています。

なんとか有意義な過ごし方はないかと
きっとアメリカ国民はひっしに頭をひねったのでしょうね。
それがまさに「サマーキャンプ」なのです。

親元から離れて自然の中で夏休みを過ごそう!
それぞれのキャンプ主催者がいろいろ工夫して
さまざまなプログラムを用意しています。

中でも多いのが大自然の中で生活しながら
日ごろできない体験をしたり、勉強したりするプログラムです。
忙しい親にとっては、まさに、いたれりつくせりのプログラム!

期間も1週間から8週間くらいまであり
参加者は週単位で都合に応じて好きなように選べます。
対象年齢もキャンプによって幅広く、5歳~18歳までさまざまです。

これはいい!「えいやっ!」と決めました!
決めました!って、あなた、自分で行くんじゃないでしょう?
ほんとうにすぐに勝手に決めてしまう人なんだから・・・

さあっ!アメリカとカナダに何十種類もあるキャンプから
どのキャンプにするか??さ~って、これからがまた大変!
穴があくくらい資料をながめる日々が続きました。

2006/11/18