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華南で働く(大道寺健)

第27回 ハイアールのアフターサービス

私の家のTVがつい先日壊れてしまいました。元電源を
入れても押しても、うんともすんとも言わず、
TVが見れなくなってしまいました。

このTVはちょうど1年前に買ったもので、ハイアール製です。
ハイアールと言えば、中国を代表する家電メーカで、
ご存知の人も多いのではないでしょうか。

そして、このハイアール、聞くところによると、
アフターサービスがとても充実しているという噂でしたので、
好機到来とばかり、修理を頼むことにしました。

そして、保証書を見ると、TV本体の保証は3年、リモコンの
保証期間は1年と書いてましたので、無料で修理を
受けられるはずです。そして、サービスセンターに電話をして、
私が休日の午前10時に家に来てもらうことにしました。

修理の日、当日、午前9時ごろに電話がなり、住所と
TVの状況確認をされ、30分後に来るとのこと。中国は、
時間にルーズなことが多く、以前にも午前中の配達が、
夕方遅くになったり、来ると言って来なかったり等々あったので、
決められた時間に来るか否かは大きなチェックポイントです。

実際来たのは、9時40分頃、少々遅れましたが、
当初約束した時間(午前10時)より早く来たので、合格です。

修理の人は、若い男性が制服を着るのでもなく、普通の服装で来ました。
修理道具をいっぱい持ってる様子でもなく、本当に直せるのかなと
不安に思いましたが、仕方ありません。

そして、彼は家に入るとき、ビニール袋を靴にかぶせて、
私の家に入ってきました。中国では家の中でも土足が通常ですが、
彼らサービス員は、家を汚さないために、平時から
そのようなビニール袋を持ち合わせているのでしょう。
気を使って靴を脱いでも、足のにおいが強烈であれば
そちらの方が問題ですから、私としては、靴にビニール袋を
かぶせてくれるほうがありがたく、この点でも合格です。

そして、一時間ほどTVの修理を行ってもらい、見事にTVは直り、
「修理書」のようなものにサインをして彼は帰っていきました。
もちろん無料です。

そして、彼が帰ってから、1時間ほど経って、ハイアールから
今日の修理について確認の電話がありました。
尋ねられたことは、修理はどうであったか、お金を払っていないか、
の2点を聞かれました。この電話確認でハイアールの
修理手続は完了するようです。

このように、修理後の確認電話等、ハイアールのアフターサービスは
きっちりと管理されており、噂は本当であったことを実感しました。

2006/05/04