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夢の上海(チャイひめ)

第36回 朝は豆乳でスタート!

中国へ来てから変わったことの一つは
三食必ず食べるようになったことです。

中国の人はとにかく「食」を大切にします。
その理由については邱先生も著書の中でいろいろと考察されています。

食は人間のエネルギーの源。
そのエネルギーの源をたくさん体に取り入れているからこそ、
中国人はあんなに元気なのかもしれません。

国土が狭い上に、その国土のほとんどが山間の日本と違って、
広大な国土を持つ中国は、農業大国。

日本で口にするもののほとんどは外国産ですが、
中国で口にするもののほとんどは中国国産です。
自給率が違います。

中国で育った野菜、果物、肉、魚を食べて
中国のエネルギーをたくさん体内に取り込んでいるからこそ
日本人に比べて中国人はナショナリズムが強いのでは?
と思うこともあります。

さて話を元に戻して、今回は朝ご飯のおいしさについて書きたいと思います。
日本にいた時には、高校生くらいからずっと朝ご飯を食べない生活でした。

高校では部活が楽しくて遅くまで一生懸命練習していましたので、
当然朝はギリギリまで寝て、学校へ駆け込んでいたので
朝ご飯をだんだん食べなくなったんですね。

大学時代には、バイトが深夜まであったから、
社会人になって仕事を始めると日々の仕事に疲れて、
朝はギリギリまで寝ていました。

こう書くと、すごくぐうたらに見えるのですが、
今の日本には朝食抜きの人、結構いると思います。

それが信じられないのが中国人。
朝ご飯食べなかったら仕事なんかできない!体に悪い!と
会社の人たちからすごく怒られましたので、朝ご飯を食べることにしました。

中国の朝ご飯というと、
お粥、油条(揚げパン)、マントウ(いわゆる中華まん)、
ちまき、餅(小麦粉と野菜などを混ぜて薄く焼いたもの。日本のおもちとは違います)、
シューマイやギョーザ(日本のものと違って油っぽくない)、パンなどが定番メニュー。
飲み物は牛乳や豆乳。

中国では朝に朝食スタンドが出現します。
軽食屋さんが朝は朝食を売り出したり、車で朝食を売ったり。

私は毎朝、通勤途中にあるそういう朝食スタンドで朝ごはんを買って、
始業前に会社でごはんを食べています。

食べ物と飲み物あわせて2元~4元。
安くて手軽においしい朝ご飯です。

食べるものは毎日違っても、飲み物は毎朝熱い豆乳です。
今では、豆乳を飲まないと一日が始まった気がしない!というくらいです。

寒くなるこれからの季節は、熱い豆乳がおいしい季節でもあります。


チャイひめALBUMより〜上海美術館〜

チャイひめALBUMより〜上海美術館〜

英国風のこの建物は、人民公園にある上海美術館です。人民公園は租界時代には競馬場でした。今の上海美術館は競馬見物の建物を建て替えたものだそうです。上海美術館は古典作品よりも現代アートの展示に力を入れているようです。中国の若手作家の展示もよくしています。屋上のカフェからは人民公園が一望でき、チャイひめの好きな場所の一つです。

2006/10/29