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夢の上海(チャイひめ)

第27回 新しい風が吹く日本

上海デイリー紙は、最近私が毎日読んでいる上海ベースの英字新聞です。

昨日の紙面には、
ニューヨークヤンキースのマツイがスタメンに復帰した記事がありました。

5月のケガ以来の復帰で、ヤンキースファンが
マツイの打席でスタンディングオベーションで歓迎をしたこと、
その中で4打席連続安打の出色のプレーを見せたことが報道されていました。

世界の舞台でも、ここぞというときに必ず活躍する松井、すごいですね!
それに、日本やアメリカのメディアだけでなく、
中国のメディアでも報道されることは、すごいことだなあと思います。

日本に関するどんな出来事が、どのように報道されるか。
どんなニュースが国際社会に影響を与えるのか。

そういったことを考えると、
日本のニュースを外国の紙面で読むことは、
国内で新聞を読むのとは違ったおもしろさがあるものです。

今年の8月15日に、小泉首相が靖国神社に参拝した際の記事には、
「中国を含むアジアの近隣諸国からの反対を押し切って、
コイズミは今までも’しつこく’靖国に参拝してきた」とありました。

「しつこく」という単語にわざわざ(’)をつけて強調していたのは
一種の皮肉を表していたのだと思います。

上海デイリー紙では最近、日本のニュースが多く取り上げられています。
日本では今、大きな出来事がたくさん起きていますね。

紀子様が男の宮様を出産したこと、
お名前が悠仁様と決まったこと、
”次期首相”の安倍氏が日本国憲法の改正を主張していること等。

(ちなみに、安倍さんの記事に、
現首相の小泉とは違って、公人として靖国神社に参拝しないことを
自民党総裁選挙の公開討論会で安倍氏が表明したことが
しっかりと明記されていたのは、中国の新聞ならではでしょう。)

そういった日本のニュースを見ると、
今、日本には新しい風が吹き始めているという気がします。

「日本の象徴」である天皇陛下には、待望の男のお孫さんが誕生。
5年半日本のトップを務めた首相は代替わりしようとしています。

このように大きな出来事が重なるのを見ると
日本をとりまく気の流れが変わってきているように感じます。

あなたにも私にも、何か大きな変化が起こるかも!?


チャイひめALBUMより〜龍華寺〜

チャイひめALBUMより〜龍華寺〜

上海の郊外にある龍華寺というお寺。奥に見える塔は977年に建てられたもの。損傷のため観光客が上ることはできませんでしたが、今日付の上海デイリー紙によると、長い修復が終わり、9月の終わりから一日10人に限って登ることができるそうです。

2006/09/15