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実験の日記の新聞(坊井重久)

第62回 「貧乏に降りてゆく」

実に、捨てる本ブームの3年後の2003年に、
今度は、年収が低くなったら、
どうやって食っていくかというような本が
ブームになったわけです。

確かに、2003年ごろは、森永卓郎先生の
「300万円本」以外にも、
100万円本が相次いだりと、いわゆる
貧乏本ブームでもありました。

その中でも出色だったのが、
川上卓也著『貧乏神髄』(WAVE出版)でした。
これは、2002年の9月出版ということですが、
私が目に付いて買ったのは2003年でした。

この方は、自ら「貧乏に降りてゆく」と志し、
サラリーマンを辞め、田舎の一軒家を借り、
究極の「貧乏臭くない」貧乏生活を
始めたのでした。

(2005年10月15日)

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