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実験の日記の新聞(坊井重久)

第26回 偶然主義

手塚治虫の漫画が大好きなのですが、
その息子である手塚眞さんの言動も、好きな私です。

著書である『ヴィジュアル時代の発想法—直感をいかす技術』
は、発想法の本であり、情報整理術の本でも
ありますが、その「発想」が面白い。
「偶然という未知のシステム」を意識して利用して
みようと提唱しています。

「ぼくの最近のテーマは「関係が大切」と「偶然が秘訣」。
なので偶然にしろ2001年を数えるのだから、
理由がなくともそこにカンケイを築くのがヴィジュアリスト。
ということで、今年の初詣ではエジプトの神殿に参りました。
なぜエジプトか。それもまったく理由なしです。
20世紀のおわりに新聞をパッと開いたら、エジプト旅行の
広告がたまたま目にとまったから」

昔のエッセイを引用させていただきました。
まさに「偶然主義」ですね。

(2005年09月09日)

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