友人が蕎麦屋を始めて一年二年と
苦戦しているのを見て
何とかしてやりたくても

私は飲食業に素人ですから
どうアドバイスしてよいやらわかりません。

 

そんな時に
たまたま経営コンサルタントの
仕事をしている人が患者で来ましたので

渡りに船と相談してみました。

同級生が蕎麦屋を始めて二年経ったが
客の入りが芳しくなく苦労しているので
手を貸してくれないか、

相談料はこちらで持つから
一度その店に内緒で行き

専門家から見た
店の現状を見てきてくれないか。
と頼んでみました。

 

すぐにその人は
店の現状をつぶさに見てきて
私に報告してくれました。

何枚かのレポ－ト用紙に
現在の店の状況と
今後の集客対策といったものが書いてありました。

 

まず店の基本的な方針、

つまりどういう蕎麦屋にしたいのか。

お昼を重点にした大衆的な値段で
メニュ－を揃えてやっていくのか、

それとも蕎麦粉は高級な品を吟味し
店のこだわりを出したものにするのか、

其処が中途半端であるという。

 

また駐車場が狭く混む時間に
入れなくて帰ってしまう人が多い。

蕎麦の味はまあ及第点がつくが
店主の能書きが
店の至るところに張ってあり目障りでよくない。　

いかにも脱サラをして始めた蕎麦屋です
ということが入った瞬間分かる。

などなど。

さらに辛らつなことが
他にいくつも書いてありました。

うーん、
と私は呻ってしまいました。

2011/05/10