戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> 散歩しながら(ぼうちゃん)

散歩しながら(ぼうちゃん)

第13回 不思議なこと

ある雨の日、四十五歳の女性が
身体のあちこちが痛いと言ってきました。

頭痛、肩こり、すべてを訴えていて
調べると脚の冷えがあり

イライラして気持ちが落ち込み
免疫が落ちていました。

婦人病などに効くいくつかの薬が
反応しましたが

そのひとつに出血のときに効能のある
芎帰膠艾湯があり

それも子宮のところに反応があるため
いま生理かどうか本人に聞きました。

しかしそのときは生理中ではなかったので
肩や腰の治療をして帰りました。

翌日来て言うには

あれからすぐに生理になったということでした。
生理前にも出血反応は
あるのだと驚いていました。

こういう面白いことは時々あります。

不思議なことを私が面白がっているのですが。

 

昨年の夏のことですが
八十代の女性の足を治療中のところ

みると女性の左側頭部に
帯状疱疹の反応があるのです。
本人は特に頭の痛さはないと言っていましたが

紹介状を書いて内科に送りました。

診察結果は帯状疱疹ではないという診断でした。

 

ところが
一ヶ月後に今度は頭から
左目の付近に帯状疱疹が出てしまい
目が腫れてお岩さんのような顔になってしまいました。

結局日本赤十字病院で入院手術を受けました。

 

四十五歳の女性の場合は私の治療で
痛みも取れると思いますが

八十の女性の帯状疱疹の場合は
私の範囲ではないので
専門医に送らなければなりません。

しかしこれがもし家族の場合でしたら
送る前に、試してみたくて仕方がありません。

私の気功でどの程度改善されるのかどうか。

実験台にされる家族はたまらないと思いますが
それで私の技も進歩していくのですから
我慢してもらいます。

2011/02/04