戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> 散歩しながら(ぼうちゃん)

散歩しながら(ぼうちゃん)

第1回 散歩しながら

五十過ぎの婦人が青い顔して
頭が痛くてたまらないと言って
飛び込んできました。

調べて見ると
漢方の大建中湯が私に反応しました。

この漢方薬は腹が痛いとき、
食中毒のときの薬です。

そこで昼飯に何を食べたか聞きました。

婦人が思い出しながら話した
昼飯の中身は
パン、ヨ-グルト、ハム、トマトでした。

そのなかのトマトが私に反応します。

隣家から貰ったトマトだということですが
新鮮だが農薬でも付いていたのかもしれません。

とにかくこの婦人はトマトが原因で
食中毒を起こしています。

気功の治療を始めると
すぐに婦人は気持ち悪くなり
トイレに駆け込んで嘔吐しました。

吐血したかと思うほど
真っ赤なものを吐きました。
大量のトマトでした。

もういちど治療して終わると
血色が良くなり頭痛も取れました。

大変喜び感謝されましたがやはり
原因が分かり処置が
出来ることは心強いです。

はじめまして。
これから戸田ゼミコラムを
書かせていただくことになりました。

のっけに何を書き出すかと
お思いでしょうが、
こんな仕事をして食べています。

邱先生は昔から
生きがいのある人生を送るためには

手に職を持ち、
株や不動産で
金に困らないようにしておき、

夢中になれる好きな仕事を
見つけなさいと言っています。

素直に言うことを聞いて
私は三十半ばで
手に職をつけて独立しました。

何処か知らない町に
放り出されたとき
どうやって食っていけるか
いつも考えているとおっしゃいます。

その食うための技術は
身につけたと思いますから
これからは人のために
何が出来るかを切実に考え

自信過剰にならず
こつこつと地道に
そして謙虚でいれば、
私も何とか
この世の役目を成し遂げられそうです。

邱先生の目のつけどころを真似ながら
これからコラムを
書いていきたいと思います。

邱先生の本からおいしいヒントを
たくさん貰っていますので

題名を「Qさんを食べる」
にしようかと考えましたが、

ちょっと気取って
「散歩しながら」としました。

2011/01/08